弁護士による会社破産手続・再生手続SOS

DIPファイナンス

著者: 弁護士法人みらい総合法律事務所 
代表社員 弁護士 谷原誠

DIPファイナンスとは、法的整理手続を申し立てた企業に対して行う新規融資のことです。通常であれば、民事再生や会社更生の申立をすると、倒産したとみなされますので、どこの金融機関も融資しようとせず、ひたすら回収に入ります。しかし、アメリカではDIPファイナンスが盛んに行われており、近時日本にも行われるようになってきました。金融機関がDIPファイナンスに踏み切れる理由としては、通常の場合よりも金利を高く設定できるため、回収可能性が高ければよい商売になること、民事再生手続や会社更生手続の「共益債権」、破産手続の「財団債権」となるため、ある程度の回収可能性が担保されていること、ということが考えられます。